金川歯科医院AXノート|WEBアポ連動プロジェクト①
運営者の説明によれば、金川歯科医院でWEBアポとの連動を考える出発点になったのは、コンサル後の見積書作成でした。コンサルに伴う業務の中で、見積書を作る部分がボトルネックになっていたのです。
そこで、医院の料金体系に合わせた見積書作成の仕組みを実装し、ベータテストを行い、フィードバックをもとに改善しました。今回は、運営者の説明と非機密の開発報告に基づき、最初の事例を紹介します。
- 課題を絞る:コンサル後の見積書作成
- 形にする:医院の料金体系に合わせて実装
- 試す:ベータテスト
- 直す:フィードバックを反映
時間短縮・正確性・継続運用の効果測定とは別の記録です。
目次
コンサル後の見積書までを、一つの仕事として見る
コンサルが終わっても、見積書の作成が残っていれば、その後の仕事は続きます。この事例では、見積書を作る場面に課題を絞り、そこを医院の仕事に合わせた仕組みで補助することから始めました。
開発報告には、WEBアポで確認する患者番号などを起点に、Excelの見積書を作るブラウザ拡張機能や、Chrome・Edge向けの配布版を作成したと記録されています。予約を確認する画面と、院内で使う書類との間をつなぐ取り組みです。
ここで紹介したいのは、操作を一つずつ覚える手順よりも、どの作業をつなぐと医院の困りごとに対応できるか、という考え方です。ほかの医院で同じ仕組みを検討する場合も、見積書を作り始めてから内容を確認し終えるまでの流れを見ることが、検討の入口になると考えています。
医院の料金体系を、プログラムが扱える形にする
今回の実装は、金川歯科医院の料金体系に合わせて進めました。見積書という形が共通でも、その中でどの項目を選び、どのルールで金額を決めるかは、医院の運用と結び付いています。
一般的な設計の検討例としては、項目名、数量の単位、選択肢と金額の関係、税の扱い、見積書に載せる説明などが挙げられます。これらは、料金ルールを整理するときに確認する項目の例です。今回のプログラムで、すべてを実装・検証したと示すものではありません。
料金体系を仕組みに反映させる過程では、文章や表で説明できるルールと、その場で人が判断する部分を整理することが役立つと考えています。プログラムに任せる範囲が明確になれば、出来上がった見積書のどこを確認するかも考えやすくなります。
具体的な料金や計算条件は、この記事では掲載しません。見積内容の妥当性、対象患者との対応、保存・印刷する書類の内容は、人が確認する対象として扱います。
ベータテストで試し、フィードバックから直す
運営者は、実装後にベータテストを行い、フィードバックを受けて改善したと説明しています。開発したところで完了とせず、試してから直す過程を踏んだことが、この取り組みの一つの特徴です。
過去の開発報告には、医院の公開料金表と照合した項目の追加、歯を選ばずに見積書を作る操作、手入力で費用を補う対応など、要望を受けた修正が残っています。要望として挙がった選択肢を、画面や書類の作り方へ反映していった記録です。
この記事ではコードや院内端末の動作を直接検査していません。改修の報告だけで、医院全体の安定運用や効果を確認できたとはいえません。テストの人数や期間、作業時間の削減量については、確認できる記録がそろった段階で紹介していきます。
今後、検証の内容を整理するなら、書類を作れるかに加えて、選択に迷わないか、修正が必要な箇所に気づけるか、確認を終えるまでにどれだけ手間が残るかも見る案があります。これは今後の評価の観点であり、実際に受けたフィードバックの紹介ではありません。
こうした記録を残すことで、次の修正が何のためだったのかを振り返れます。医院の業務を理解する人が課題を伝え、開発支援を使って形にし、試した結果を次の変更へ戻す。その流れを、今後の事例でもたどります。
次は、診療情報提供書へ
WEBアポとの連動には、Wordの診療情報提供書を作る拡張機能の開発記録もあります。次回は、この診療情報提供書を取り上げます。その後は、歯科衛生士実地指導用紙と歯周検査、3Shape Unite、DICOM圧縮ファイルとの連動を順に紹介する予定です。それぞれ、実装した範囲と検証状況を確認しながら整理します。
医療情報を扱う仕組みの確認資料として、厚生労働省の医療情報システムの安全管理に関するガイドラインを参照します。2026年10月28日に第7.0版(同年6月)と同年9月のQ&Aを確認しました。資料の参照は、このツールの適合性を認定するものではありません。本記事に、実患者の情報や実際の見積書は含めていません。
資料確認日:2026年10月28日。AIによる原稿作成支援を利用しています。公開後に運営者が内容を確認し、必要に応じて追記・修正する方針です。
歯医者のどんちゃん 
[…] 前回の見積書作成では、コンサル後に残る作業を見つけ、医院の料金体系に合わせた実装と改善を紹介しました。今回の題材は、同じWEBアポ連動プロジェクトから広がった、診療情報提供書と定型返書の作成支援です。書式を整える作業と、伝える診療内容を決める判断を分けて考えます。 […]