毎日歯をみがいているのに、歯科医院でもクリーニングを受けるのはなぜでしょう。反対に、歯科医院できれいにしてもらったら、自宅のケアは少なくしてよいのでしょうか。
お口ケアの定例第1回は、毎日の汚れを落とすことと、お口の状態を確かめてケアを調整することを分けて考えます。厚生労働省の「iiha」でも、ホームケアと歯科医院でのケアを組み合わせる大切さが説明されています。どちらかを頑張れば、もう一方が不要になるという関係ではありません。
目次
家では「みがいた」から「届いているか」へ
ホームケアの中心は、歯ブラシや歯間清掃用具を使い、食べかすやプラーク(歯垢)を取り除くことです。歯ブラシを動かす時間だけでなく、歯の表側・裏側・かみ合う面を、どんな順番でみがいているかを振り返ってみましょう。順番を決めることは、みがき忘れを減らす工夫になります。[1]
一方、歯並びやみがき方の癖は人それぞれです。日本歯科医師会は、自分に合った歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの使い方を歯科医院で教わることを勧めています。[2]「どれを買えばよいか」に加え、「自分のどこに、どう使うか」を相談するのがよい出発点です。
歯垢と歯石は、同じようには落とせない
プラークが石灰化して硬くなったものが歯石です。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、歯石は歯みがきでは取り除けず、歯科医院で専用の器具を使って除去すると説明しています。[3]歯ブラシで強くこすって解決しようとせず、気になる付着物は歯科医院で確認してもらいましょう。
同じ「汚れが気になる」でも、歯ブラシで落とすものなのか、専門的な処置が必要なのかは違います。写真や鏡の見た目だけで自分で決めず、状態を確かめることが、日常のケアを選ぶ手がかりになります。
歯科医院では、清掃と一緒に「確認」と「相談」
歯科医院でのケアには、歯や歯ぐきの確認、取り残したプラークや歯石の除去、歯みがきの指導などがあります。[2・4]何を受けるかだけでなく、今のお口の状態と、自分が家で取り組むことを教えてもらう機会として考えてみてください。
例えば、受診時に聞きたいことを次の三つに絞ると、家での行動につなげやすくなります。
- どこに残っていたか:自分がみがき残しやすい場所を確認する。
- 何を変えるか:歯ブラシの当て方や、歯間の道具の使い方を相談する。
- 次はいつ確かめるか:次回の時期と、その前でも連絡したほうがよい変化を聞く。
これは受診時の質問例です。全員に同じ検査や処置、同じ受診間隔が必要という意味ではありません。この記事では一律の月数を決めず、ご自身の状態に合う次回の予定を歯科医院で相談する形にします。
気になる変化は、次の定期受診まで待たずに
日本歯周病学会は、歯みがきのときの出血に気づいたら早めに歯科を受診するよう案内しています。また、歯ぐきが腫れる原因は一つではありません。[5]「いつから」「どの場所で」「どんなときに気づくか」を伝えて相談しましょう。出血の有無や記事の説明だけで、歯周病かどうかを自己診断することはできません。
次回は、フッ化物配合歯みがき剤を取り上げます。年齢によって異なる量や使い方を、対象条件と一緒に確認します。お口ケアの記事一覧はこちら。
出典と確認範囲
- 厚生労働省iiha:歯の正しいホームケアとプロフェッショナルケアのススメ・前編。
- 日本歯科医師会:歯科健診を定期的に受けよう。
- 厚生労働省e-ヘルスネット:PMTC(歯石除去・歯面清掃)。最終更新:2021年1月12日。
- 厚生労働省iiha:歯の正しいホームケアとプロフェッショナルケアのススメ・後編。
- 日本歯周病学会:歯周病Q&A・歯周病の症状。
確認日:2026年10月14日。[1・2・4・5]は本文に発行・更新日の表示を確認できませんでした。現在公開中の一次資料を参照した一般的な情報であり、個別の診断や治療の判断を行うものではありません。資料中の具体的な数値・手技を、すべての年齢や状態へ一律には当てはめていません。
本記事はAIによる調査・文章作成支援を利用しています。公開後に運営者が内容を確認し、必要に応じて追記・修正します。
歯医者のどんちゃん 